みなさん、こんにちは。2007年、第一回目のWhat’s New です。
今日は、ここインドネシアはジャカルタでこれを書いています。というのも、今回は渡辺貞夫さんのツアーで、ここインドネシアに来ているからです。
アジアはマレーシアをはじめ、インド・韓国・台湾・香港・ 中国・タイ、そして昨年のミャンマーと、かなり多くの国を訪れているのですが、ここインドネシアは初めて。とてもワクワクしています。
ただ今回は日程も詰まっており、ホテルとダウンタウンがちょっと離れていることあって、街を散策するということにならないようです。
その分、今回出演するジャワ・ジャズ・フェスティバルの会場まで歩いて5分ということもあって、頻繁に会場に足を運ぶこととなりそうです。

というのも出演者が凄い!
ざっと上げておきましょう。
インスト系ではJohn Scofield、Richard Bona、Marcus Miller、Lever 42。
なんとベーシストがリーダーのバンドばかりじゃないですか!!
マーカスにボナにマーク・キングですよ!
まいったなぁ。いやいや、がんばろう!

そしてボーカル系ではGino Vannelli、Chaka Khan、Jamie Cullum。いや、こちらもそうそうたるメンバーですね。
これ以外にも、セルジオ・メンデスやダイアン・シェアー、日本からは小野リサさんに小沼ようすけくんなどなど、10あまりのステージで、3日間。全部で総勢30~40グループがでるのではないでしょうか。
こりゃもう、街に行っている暇はないですね。しかししかしです、ジャズフェスを見に来ている観光客ではないんですよね、僕は。彼らと同じステージに立たなければならないのですから、こりゃもう、本当にがんばらないと!
身の引き締まる思いです。がんばりますよ!
ジャズフェスの模様は、また写真付きでご報告したいと思いますので、楽しみにしていてください。

さて、そんなことで、今年の僕の活動や目標、抱負などを、(もう3月ではありますが)書いておきたいと思います。
昨年までとの最も大きな変化は、2年間務めさせてもらった森山良子さんのツアーのバンマスを辞めたことでしょう。この場を借りて、良子さん、メンバーの皆さん、スタッフの皆さん、2年間、本当にお疲れ様でした。
いや、楽しいツアーでした。アレンジャー兼バンマスということで、僕のキャリアの中でも、経験したことがないようなことが多かったので、色々勉強になりました。
この経験をまた、ジャズ以外のフィールドの仕事の時に生かすことが出来る日が来ることを楽しみにしています。

ということで、このツアーを辞めさせてもらった理由は、今年はもうちょっと自分のフィールドの足固めをしようと思ったからです。
やはり僕はジャズ・フュージョン畑の人間。EQ や貞夫さん、そして次作に向けての僕自身のユニットの動きなどに、もっともっとエネルギーと時間をかける必要性を感じたからです。
EQ の次作の制作も始まっています。貞夫さんも、今年は例年になく、精力的にツアーを組んでいらっしゃいます。
そして自分の次作に向けての内容も、何となく、ぼんやりとではありますが、見えてきました。来年くらいには録音したいものですね。
50歳までには必ずやり遂げたいと思っています。是非期待していてください!

最近よくミュージシャン仲間と、「ミュージシャン、50歳引退説」というような話題で盛り上がる事があります。
というのも、僕をはじめ、僕の周りのミュージシャンの多くが、そろそろ50歳を迎えます。
50歳を迎えて痛切に感じるのが、「果たしてこの先、音楽で食っていけるのか?」ということです。
CDの売り上げに象徴されるように、音楽業界の不調ぶりは如実です。まあ、幸いジャズシーンは、僕が携わって以来ずっと低迷していますので、それはいいのですが、しかしそのジャズシ?ンも、デビューしたり脚光を浴びるのは若い女性や子どもばかり。
まあ、普通に考えれば、50歳を迎えるおじさんミュージシャンなんか、注目されないですよね。しかもライブハウスの場合、僕が東京で演奏しはじめたときと、ギャラは全く同じ。
あの頃は子どももいなかったし、家のローンもなかったから良かったようなものの、今はそういうわけにもいきません。
それに、そういったライブハウスに出演しているミュージシャンの年齢層も、20代後半から30代にシフトしていますから、そういう人たちからは、なかなかお呼びもかからない。彼らもいろんな意味で、我々には気を遣うでしょうし、嗜好も違うでしょうから。
こういった様々な理由から、実際50歳を過ぎて、自分がどんなところで活動し、収入を得ているのかという具体的なイメージが、みんな持てないんだと思います。

そんなわけで「50歳引退」という恐ろしい言葉を、ひしひしと肌で感じているんでしょうね。僕自身も感じます。
まあ、こんな不安をこのWhat’s New に書くのもどうかとも思いますが、こんな不安を抱えながら、日々がんばっているミュージシャンの状況や想いを、ほんのちょっと分かってもらえればとおもうからです。
それに、皆さんの応援があれば、引退せずに済みますからね。

それともう一つ、こちら側の問題でいえば、やはり実力のあるミュージシャンなら、そしていい音楽をちゃんと提供できていれば、生き残れるはずだという確信もあります。
今年はそんな事を問われ、それに対する答え、あるいは答えに向かっての道を見つける年のような気がしています。

ということで皆さん、今年も応援、よろしくお願いします。もちろんいい音楽を提供できるよう、僕もがんばっていきますよ!

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