「ライブハウス」と「ジャズクラブ」の違い(追記)

先日、「ライブハウス」と「ジャズクラブ」の違いについて投稿しました。
多くの方に反応をいただき、その数の多さに僕自身、驚いています!
ありがとうございます。
で、そんなことで、あれから一週間ほど経ったいま、その追記を投稿します。

このウイルスに対する対策としては、極端にいえば2つしかないのかなと思います。
一つは、武漢のように、経済活動のみならず、人の動きも全て封鎖するという対策。
もう一つは、その強弱は色々ありますが、日本やイタリア、韓国のように、ある程度の経済活動は維持しつつも、それを抑制して感染の拡大を止めようという対策。
僕自身は、本気でこの先、ウイルスを押さえ込むには、おそらく前者しかないのかなと思います。がしかし、日本のような資本主義社会で、前者のような劇薬を使うことのリスクもあるでしょう。
感染は逃れても、倒産で自殺や、貧困で病死では洒落になりませんからね。

で、先に書いた「ライブハウス」と「ジャズクラブ」の投稿では、僕は後者の立場でした。

が、その後、先月末そして今週とアコースティックウェザーリポートのツアーで、日本各地を回って得た実感は、少なくともジャズクラブではもうすでに、この国の状況はほぼ、前者になっているといういうことです。
どこに行ってもキャンセルの嵐!
ちいさなジャズクラブで演奏することすら、ほぼ不可能な状況になってきています。
お客さんがここまで会場に来られないこの状況では、もはや仕事としての演奏活動は成り立ちません。
実際会場によっては、数日前まで60近くあった予約が、蓋を開けてみたら10数人、というような時もありました。
巷のマインドは、「いまどき、音楽を聴きに行ってる場合じゃないだろう!」という空気。
そして、その冷めたマインドが、すっかり浸透しているという感じですね。

この状況がいつ収まるのか、政府はどのタイミングで収束宣言を出せるのかはわかりませんが、これはもう持久戦でしょう。
まさに「欲しがりません、勝つまでは!」ではありませんが、「やりません、収まるまでは...」、
いや、「もう出来ません、収まるまでは...」ですね。
ということで、ジャズファンのみなさんももう無理して外に出ずに、その代わり、ご自宅でCDでもいっぱい聴いてください。
で、それに飽きたら、僕のインターネットサロンの記事を読んだり、匿名で質問でも投稿して楽しんで頂ければと思います。
いや〜、しかし参った参った。

CODA /納浩一 - NEW ALBUM -
納浩一 CODA コーダ

オサム・ワールド、ここに完結!
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