All of me ベースラインとアドリブ譜例(タブ譜付き)

DL20021903

All of me ベースラインとアドリブ譜例(タブ譜付き)

商品番号:DL20021903
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バージョン 1
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ジャズライフ掲載時の解説
今回の課題曲も、本当にセッションではよく取り上げられる曲ですね。インストでの演奏だけでなく、ボーカルの人が取り上げる曲としても、定番中の定番化と思います。メロディーもコード進行も、そんなに複雑では無く、初心者でも演奏しやすいからかと思います。でもベーシストには、そこに落とし穴があるのかなとも思います。
さてでは何が落とし穴なのでしょう?
もちろん僕も、それこそ何十回では済まないほどの回数、この曲を演奏したと思います。
その経験から思うのは、「なかなかいいソロが取れない」ということです。その理由はメロディとコード進行にあると思います。
まずメロディが、このコード進行の上であまりに上手く出来ているので、ソロを取る時に、このメロディからなかなか離れられないのです。
とはいえ、メロディを追っかけているだけではソロになりませんしね。

そしてコード進行そのものも、ほとんどが、同じコードが2小節続くという状況なので、そういうなかでソロと上手く展開するのは一見簡単そうで、実はフレーズを発展させるのが難しいということもいえるかと思います。

そういう意味では、ラインを作るにあたっても、決して簡単ではないといっても良いかもしれません。そういったことを踏まえて、解説に進みましょう。メロディは、先にも言ったように、シンプルで可愛らしいものですので、この演奏に関してはそれほど問題はないでしょう。ベースでも問題なく演奏できると思いますので、逆にベースでメロディを取るといったことを、セッションでもトライしてみてください。ラインに関して。2小節同じコードが続く場合の対応策ですが、僕が作ったものは2つのパターンで対応しています。それは、その2小節あたる小節の1拍目は、1)コ-ドの5度の音に行く(小節番号:2、4、10、14、20)、2)ルート音に戻る(小節番号:6、8、12、18、22、24)。これで乗り切れると思います。しかしこうやって見ると、改めて、いかに同じコードが2小節連続するパターンが多いか分かりますね。まあ、ラインに関しては、そんなに複雑なことをする必要もない曲だと思いますので、シンプルなラインで、その分しっかりグルーブすることを考えればいいのではないかと思います。

ソロに関して。今回のソロは、僕がこの講座でよくいう「ソロで困った時はメロディに戻れ!」という持論を、敢えて封印しました。
いわゆるビ・バップライクなソロを作って見ました。

具体的にいえば、
1)ドミナントコードではオルタードテンションを多用する、
2)スケール外の音として、クロマティック・アプローチを多用する、
3)リズム的にトリッキーな変化を加える。

正直なことをいえば、この可愛いメロディの曲で、こんなに複雑なフレーズを当てることはどうなのかという気もしないではありませんが、
それはそれとして、こうやってソロのコンセプトをはっきり決めてソロを取ってみるということも、練習では重要なアイデアかと思います。
皆さんも色々トライしてみてください。

推奨音源
EchoesOfAnEra/ChakaKhan
このアルバムは、ボーカルものの中でも特に僕のお気に入りの一枚です。
チャカの唄が独特であることも一因ですが、チックのアレンジもユニークだし、スタンリー・クラークの、歌判とは思えぬ攻撃的な伴奏も聞き応えバッチリ。AllOfMeでも、ストロングなビートを聞かせてくれています。

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