Autumn Leaves(枯葉) ラインとソロ

DL20021901

Autumn Leaves(枯葉) ベースラインとアドリブ譜例(タブ譜付き)

商品番号:DL20021901
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ジャズライフ掲載時の解説
ジャズのセッションで、ブルースを除けば、この曲ほど定番の曲もないと思います。

もちろんこの講座でも、始まってすぐの頃に取り上げました。
今回は先月号でもお伝えした通り、この講座の対象を中~上級者向けにしたことを受け、新たに取り上げることとなりました。

アコベで演奏するにはかなりハードルが高いかと思いますが、頑張って挑戦してみてください。

まずテーマ部ですが、これも先月号でお伝えしたとおり、講座の対象のレベルを上げたことに伴い、以前はストレートメロディをそのまま譜面にしていましたが、先月号同様、ライブでそのまま使えるように、フェイクなどを盛り込んだテーマの取り方としています。

僕が作ったものを参考にして、皆さん自身でも是非色々なフェ イクを盛り込んだテーマの取り方を研究してみてください。

尚、今回は、17~24 小節にあたる、いわゆるさびの部分では、テーマもラインもソロも、ペダルポイン トのアイデアを用いて作っています。

ペダルポイントとは、ある声部(ベースに限 りませんが)が、コードの進行とは関係なく、ひとつの音にとどまることを言います。

とはいえ、ジャズなどでは、ベースパートでよく使われるアイデアです。こう することによって、ハーモニー的な変化をサウンドに与えることが出来ますし、同 じ音にとどまることによって、ウォーキングベースラインの時とは違い、リズミッ クな変化を加えることも出来ます。こういったアイデアも是非、自分のベースパー トに取り入れてみてください。テーマ部でのその他のポイントとしては、21~24 や27・28小節目にある、メロディとベースパートで重音を弾く部分です。

アコベ で、的確なピッチでこういったフレーズを弾きこなすにはかなりの技術が必要かと思います。

ラインでのポイントも、まず第一にはやはり17~24小節目のペダルポイントでしょう。

それ以外では、1~16小節目ですが、ここでは小節の最初の音に、ライン作りの定石である「ルート音を弾く」ということを、ほとんどしないようにしてみました。
特に3・4小節目では、よりモーダルなとらえ方でのアプローチと言っても良いかもしれません。

ではソロについて。前半ではメロディアスなものではなく、よりリズミックに複雑 なフレーズを作るようにしてみました。
特に9~16小節目では、1・2弦の開放の音 であるG・Dの音をうまくフレーズに組み込みながらのフレーズ。

かなり複雑に聞こえませんか? 17~24小節目では、前半の複雑な動きに対比させて、音数の少ないフレーズにしました。

そのためにもペダルポイントのアイデアは有効かと思い ます。そしてまた24小節目以降は音数の詰まった、動きのあるフレーズにしています。

27・28小節目は、同じシークエンスを半音で動かすというアイデア。29~31 小節目では、裏を強調したフレーズ。

今回のソロは、リズム的にも音域的にも、ま たフレーズの複雑さにおいても、アコベでの演奏ではかなり大変かと思いますが、 是非一度トライしてみてください。
またこういったアイデアを自分なりのものとして、新たなフレーズを研究してみてください。

推奨音源
Live From The Blue Note Tokyo/Chick Corea
このライブのベーシストはパティトゥッチですが、この人、最近本当に売れっ子ですよね。
その超絶な技量もさることながら、最近は渋さと味わいが深まってきました。
この枯葉でも、バランスの取れた良い伴奏とソロを聴かせてくれています。
アルバム全体の選曲もスタンダードファン向けかと思います。

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