Anthropology ベースラインとアドリブ譜例(タブ譜付き)

DL20021701

Anthropology ベースラインとアドリブ譜例(タブ譜付き)

商品番号:DL20021701
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ジャズライフ掲載時の解説
ジャズを演奏する上で、最もその演奏回数の多いコード進行がブルース、そしてそれに次ぐのがこの循環というコード進行でしょう。
ご存じの方も多いと思いますが、アメリカではこの手のコード進行の曲をリズム・チェンジといいます。

元はといえば、ガーシュインの曲「I Got Rhythm」のコード進行を使って、それに別のメロディを乗せて作られた曲の数々だからです。

そういう意味では、ブルースと同じく、テーマは違えど、ソロが始まってしまえばコード進行は同じなので、一気に数曲のスタンダードを自分の持ち曲にカウント出来るなんていうずるが出来ますね。

まあ、そんなずるをしても意味ないですが。しかしながら、持ち曲にカウントするという意味においても、ならば是非テーマを弾けるようにしておくといいでしょう。

この曲のテーマも、パーカーらしいトリッキーなメロディが満載ですので、楽器の練習にはもってこいです。

もちろん、このテーマのフレーズは循環のソロの中で使えるものもたくさんありますから、その点においても、この曲のテーマを練習しておくことは大事かと思います。

ではラインに関して解説しましょう。まず最初のポイントは、1〜8小節、9〜16小節、25〜32小節の、本来同じであるはずのコード進行が全て違うということです。

どういうことかというと、これもブルースと同じですが、基本のコード進行(テーマを参照してください)に対して、どれくらい多くの、異なったバリエーションを考えられるかが、循環のラインやソロを発展させられるポイントとなります。ソロを見てもらえれば分かるように、ソロではさらに多くのコード進行のアイデアでソロを作っています。皆さんも是非いろんなコード進行のバリエーションを考えてみてください。

ラインの9〜13小節では、小節の1拍目を、コードの3度の音から入るようにしています。

これも、ラインに変化を与える常套手段ですね。25〜32小節では、リズミックな変化を加えることで、ラインに変化を与えています。

ではソロに進みましょう。このソロは、テンポにも依りますが、アコースティック・ベースで弾くにはかなり至難なものと思います。

音域も広いですし、細かな8分音符のフレーズが連続しています。

ですので、この通り弾けないという方は、ソロのアイデアの素にしてもらえればいいと思います。

ポイントを挙げますと、まず9〜12小節目のコード進行と、それに対するフレーズです。

F#7という、本来は有り得ないようなコードからのドミナントモーションを連続させるという考え方を元に、それに当てはまるフレーズで埋めてみました。(実はこのフレーズ、非常に定番なもので、僕は循環のソロといったことに関係なく、演奏前のウォーミングアップ用として、このフレーズをひたすら弾き続けるという練習に使っています)さびの部分では、G7とC7に対して、共にコンビネーション・ディミニッシュを設定し、それに対して、これまた定番なフレーズをはめてみました。

25〜29小節では、ドミナント7thコードの部分を全て裏コードに置き換え、そのコード進行を元にソロを作ることで、かなり違ったサウンドが出るように考えてみました。如何でしょうか?

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