
昨年開催した【第3回藤野ジャズ・ジャズキャンプ】
多くの方にご参加いただき、大変盛り上がりました!
僕が共演&リスペクトする実力派ジャズミュージシャン4人による各スクール、オンラインサロンの合同合宿イベント「FUJINO JAZZ CAMP」ご好評により第4回目を迎えることとなりました。
全国から年齢性別関係なくジャズ好きが集まる2日間。今年も盛り上がっていきましょう!
ということで本年度のキャンプの概要です。
一般予約開始中!!(ギター・パートは締切となりました。)ピアノ、管楽器余裕あります。
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CONTENTS
フライヤー
藤野ジャズキャンプ概要 初級者から上級者までみんなで楽しむ2日間
1日目(昼)クリニック&レクチャーセッション
ジャズのスキルアップを目指す方へ。
第一線で活躍する講師陣が、それぞれのノウハウを楽しくレクチャーする特別クリニックを開催します。
80分のクリニックとレクチャーセッションを4コマご用意しており、3つのスタジオに分かれて実施します。
各スタジオは入退場自由ですので、ご自身の興味やレベルに合わせてご参加いただけます。
1日目(夜)みんなで盛り上がる大セッション大会
夕食後は、講師陣や参加者全員での懇親会とジャムセッション大会を開催します。
日本全国や海外からの参加者も交え、毎回大いに盛り上がり、交流を深める絶好の機会となっています。
今回は芸術の家大ホールを使って行います。
2日目(〜夕方)大ホールにて集大成となる成果発表ライブ
午前のリハーサル・準備を経て、
午後はいよいよ出演希望者と講師推薦メンバーによるグループが、実践アンサンブルを披露します。
ライブの締めくくりは、講師陣による白熱の演奏!一般来場者も招待し、参加者全員で作り上げるイベントです。
リーダー 納浩一よりメッセージ
藤野ジャズキャンプ:音楽が紡ぐ新たなコミュニティ
大阪で生まれ育った僕が、ここ藤野に永住することになるとは夢にも思いませんでした。しかし、30年前に移り住んで以来、「住めば都」を実感しています。豊かな自然に恵まれ、芸術文化も盛んなこの町は、僕にとってかけがえのない場所となりました。
そんな藤野でジャズキャンプを企画することになったのは、地元の方からの「この町を音楽で盛り上げてほしい」という温かいお声がけがきっかけです。
芸術の町、藤野と音楽
藤野は確かに芸術が盛んですが、その多くは絵画、彫刻、陶芸といった、作家がアトリエに籠もって黙々と創作活動を行うタイプのものです。都心へのアクセスや演奏場所の少なさから、僕のようなプロの演奏家は決して多くありませんでした。しかし、音楽、特にジャズのような即興性の高いものは、瞬間に生み出される唯一無二の芸術です。せっかく僕がこの町にいるのだから、音楽を通して地域の芸術活動に貢献できないか――その思いが、このジャズキャンプの原点にあります。
「聴かせる」から「分かち合う」ジャズへ
近年、ジャズを取り巻く環境は厳しさを増しています。特にコロナ禍以降、「俺の演奏を聴きに来い!」といった一方的なスタンスでの活動は困難だと痛感しています。プロのミュージシャンを集めてコンサートを開くだけでは、藤野との深い結びつきは生まれないのではないか、と感じていました。
一方で、定年を機に再び楽器やジャズを学びたいというベテランの方々や、セッションでジャズを楽しみたいという若い世代が確実に増えています。僕の著書「スタンダード・ジャズ・バイブル(通称:黒本)」が好調な売れ行きを続けていることからも、その傾向は明らかです。
こうした状況を踏まえ、思いついたのが「藤野ジャズキャンプ」という企画です。まずは、より多くの人に藤野という町を知り、体験してもらうことが重要だと考えました。
欲求不満を解消!滞在型セッションの醍醐味
セッションに参加したものの、結局1、2曲しか演奏できずに欲求不満が残った――そんな経験をお持ちの方も少なくないでしょう。そこで、不完全燃焼に終わらない、泊まりがけで一日中ジャズセッションを堪能できる場を提供したいと考えたのです。
幸い、会場となる藤野芸術の家には、大人数が宿泊できる施設に加え、3つの練習スタジオ、そしてコンサートホールも併設されています。これほど恵まれた環境は他にはなかなかありません。
学びを深めるクリニックと楽器横断的な視点
単に演奏するだけでなく、学びの機会も提供したいという思いから、プロミュージシャンによるクリニックも開催しています。前回は、第1回目からご参加いただいているギタリストの布川俊樹さんに加え、ピアニストの青柳誠さん、ドラマーの松山修さんにも講師として加わっていただき、多角的な視点からのクリニックが実現しました。
「僕はピアニストだから、ドラマーのクリニックは関係ない」という考え方ではなく、「ドラマーがどのような練習をし、何を考えてジャズを演奏しているのか」といった、普段とは違う視点からジャズを考察する意識は非常に大切です。このキャンプでは、各クリニックや各講師が主催するセッション間は自由に出入りできますので、ぜひ他の楽器のクリニックにも積極的に参加して、楽器横断的な経験をしてください。
将来への展望:藤野ジャズフェスティバルへ
このジャズキャンプは、将来的には「藤野ジャズフェスティバル」のようなイベントへと発展させたいと考えています。その際には「ミュージック・キャンプ」と名称を変えることも視野に入れています。ジャズに限らず、ジャンルの垣根を越え、プロ・アマチュアの区別なく、誰もが藤野で音楽を楽しみ、交流を深められるイベントに成長させることが僕の夢です。そうすれば、地元の方々も巻き込んだ、より大きな音楽イベントへと発展させることができるでしょう。
藤野ジャズキャンプ第4回目となる今回も、参加者の皆さんには丸2日間、ジャズにどっぷりと浸る楽しい時間を過ごしていただけることを願っています!
ベーシスト 納 浩一
講師紹介
納 浩一/ Koichi Osamu(Bass)
プロフィール
https://www.osamukoichi.net/category/profile/
昨年2024年のクリニック概要
ジャズベースの歴史において、その歴史に最も重要な軌跡を残したパイオニアとして、僕は次の3人の名前を挙げたいと思います。それは、ポール・チェンバース、スコット・ラファロ、そしてジャコ・パストリアスです。もちろんそれ以外にも、ジミー・ブラントンやレイ・ブラウン、チャーリー・ミンガス、あるいはスタンリー・クラークやマーカス・ミラーも当然、パイオニアと言えるでしょう。でもあくまで個人的な感想として、先に挙げた3人が現れる以前と以降では、ジャズベースの在り方がすっかり変わったと言っても過言では無いと思っています。ベースという楽器の可能性、ジャズのアンサンブルにおけるベースの在り方、またベースソロを確立した一つのセクションとして成立させた等々。
ということで今年のクリニックではその3人の演奏を取り上げて徹底的に分析し、彼らがパイオニアとして、なぜ圧倒的にユニークであるかを解説したいと思います。
それに当たって、僕がその3人の演奏をトランスクライブした譜面をふんだんに使用したいと思いますので、譜面が手に入るというだけでも、このクリニックに参加する価値、あると思いますよ!
配布予定譜面:
ポール・チェンバース(Whims Of Chambers、C Jam Blues)
スコット・ラファロ(Autumn Leaves)
ジャコ・パストリアス(The Days Of Wine And Roses、Come On, Come Over、Donna Lee)
布川 俊樹/Toshiki Nunokawa(Guitar)

ジャズギタリスト。
中学時代にマイルス・デイヴィスを聴いてジャズに目覚める。
東京工業大学在学中から様々なコンテストで優勝し、1981年ミッキー.カーチスのサポートでプロ活動開始。85年マルタHit&Runに参加。その後幅広い音楽活動のかたわら、VALIS(ヴァリス)を率いてデビュー作「ヴァリス」(91年)から2003年解散までに5枚のアルバムをリリース。
その他、大ヒットした「ウルトラマンジャズ」(98年)はシリーズ化して全5作、ピーター.アースキン、マーク.ジョンソンらとのLA録音「ディパーチャー」(99年)、納浩一とのDuoRama 3作、山木秀夫を迎えたトリオアルバム「ブラッドトリオ」(04年)、初のスタンダード作品「スタンダードジャズプロジェクト」(09年)、福田重男とのデュオ作品「Chlldhood’s Dream」(11年)、2017年は「布川俊樹SJPトリオライブ~天空の滝」、福田重男との2作め「Old Boys’ Dreams」など立て続けにアルバムをリリース。
最新作は、Virtuoso赤坂でライブレコーディングした4年ぶり24枚めのリーダーアルバム「Organ Jazz Project」(23年)。
また教則本、映像も多数あり「ジャズ.ギターの金字塔」シリーズ4作はベストセラー。
2015年には自主制作教則本「布川俊樹のThe Standard Jazz Guitar」、2020年には「ジャズ.ブルース.ギターの金字塔」も発売した。洗足学園音楽大学ジャズコース講師を2000年より務めている。
2020年より「布川俊樹 JAZZ GUITAR オンラインサロン」を主催。自身の活動のベースとしている。
https://toshikinunokawa.com/
昨年2024年のクリニック概要
僕は洗足音大ジャズコースで20年以上「ジャズフレージング入門」という授業を行って来ました。ジャズの初心者の立場に立っていかにジャズのアドリブソロの方法、つまりフレージングの考え方(メロディーの作り方と言ってもよいです)をなるるべく平易に教える方法を考えて来ました。いまは自分のオンラインサロンでそれをより細かく教える方法に取り組んでいます。
ジャズのフレージングは大きく分けて2つの方法があります。
(1) コード進行をあまり考えず(感じてはいるが)トーナリティーだけを考えて、スケール的にフレージングを考える方法
(2) コード進行のキモとなるコード音を上手くフレージングに取り入れて、シングルラインでもコード進行を感じさせるようにコードトーン中心にフレージングを考える方法。
実際には、この2つの方法を上手く織り交ぜてフレージングします。ブルーススケールだけで演奏する、あるいはあるモードスケールだけで演奏するのは(1)の方法です。これは、ロックギターやブルースギターでソロを練習して来た人にも馴染みがあるやり方でしょう。
問題は(2)です。これにはかなりスキルが必要です。その地力を鍛えるために、僕のYouTubeチャンネルでかなりの人気動画、ジャズギターマガジンの特集連載にもなった「なんちゃってバッハ、なんちゃってジムホール」の方法を伝授、かつ皆さんと一緒に特訓しようという内容を今回は考えています。実習系のワークショップと言ってよいでしょう。
青柳誠/Makoto Aoyagi(Piano)

1961年3月17日 京都府生まれ
1982年、フュージョンバンド"ナニワエキスプレス"のサックス&キーボード奏者としてデビューし、ピアニストとして、自己リーダージャズアルバムを2枚リリース。コンテンポラリージャズグループ"EQ"、アコースティックユニット"森"などでも多くの作品をリリースしている。ブルーノート東京オールスタージャズオーケストラの一員としてデビッド・サンボーン、マーカス・ミラー、ジョン・ファディス、イヴァン・リンス、マシュー・ハーバート、ジェイコブ・コリアーらと共演。
またサウンドプロデュースやアレンジ、ツアーのバンドマスターとして、谷村新司、岩崎宏美、paris match、松下奈緒、森山直太朗、柴田淳、JUJU、葉加瀬太郎音楽祭、ライブ・イマージュ、ローソンマチカフェ、NHK「明日へつなげるライブ」「うたコン」など多くのアーティストや企画プロジェクト、テレビ番組の音楽にも携わっている。ジャズ・スタンダード・バイブル(黒本)の付属CD演奏に参加し、また同シリーズから出版されている「ジャズ・ピアノ・エチュード」は高評価を得ている。
自己リーダー作品
"TRIFRAME"青柳誠トライフレーム/1999
"Absurdity"青柳誠トライフレームwithプチ・オーケストラ/2004
洗足学園音楽大学ジャズコース教員
オルタードミュージックスクール講師
昨年2024年のクリニック概要
「アドリブとは◯◯だ!」
アドリブをやるために、コードやスケールの勉強をするのだけど、イマイチ頭に入らない、分かるけど実践で使えない…等という方は多いはず。また勉強してきたことをある程度演奏に反映できていても次のステップに行くための方法を模索中という方も含め、アドリブフレーズを生み出すための蛇口を全開にするためのワークショップを計画しています。ジャズ知識やプレイのレベルに関わらず楽しんでいただける内容です。
アドリブとは◯◯だ!と考えることによって、フレーズ構築の仕方を個人の実力に見合ったわかりやすく効果的なものにすることができます。理論的なことはやりません。初心者~上級者問わずできる(いや、上級者ほど必ずやっている)トレーニング方法をいくつか紹介しますので、みなさんで共有しましょう!
松山修/Shu Matsuyama(Drum)

1986年にバークリー音楽院に入学、1989年に同校を卒業。
その間にアメリカ、ブラジルにてエルメト・パスコアル、ポール・グリフィン等、数多くのミュージシャンたちと共演。
帰国後は1992年に高中正義の全国ツアーに参加。1997年SOUL BOSSA TRIOのメンバーとして、オランダのNorth Sea Jazz Festivalに出演。その後はクリヤマコト、小野リサ、PINKBONGO、MALTA、TOKU、上田正樹、佐山雅弘、木住野佳子、Bobby Shew等と ジャズ、ラテン、R&Bのライヴ、セッション及び臼庭潤JAZZROOTS 、水野正敏、CHAKA、HIRO、ドーリス、平井堅などのレコーディング活動に加え、ミュージカル「エリザベート」、「モーツァルト」、「マリーアントワネット」のオーケストラでの演奏と、音楽のジャンルを超えて多才に活動している。
また、洗足学園音楽大学ジャズ科講師としてドラムを指導している。
昨年2024年のクリニック概要
スウィング、ラテン、ファンクのグルーヴコントロール、シンコペーション、推進力、コールアンドレスポンス、ポリリズム、リズムのモジュレーション(メトリック モジュレーション 今回は「5」の予定。 )を題材として、タイム、グルーヴをどう捉えていくかを実践し、体感していきます。ドラマーはもちろん、どんな楽器にも役に立つ、グルーヴに焦点をあてたワークショップにしたいと思います。セッションは何曲かブラジルの曲も持っていく予定です!
メディア掲載
イベント概要
日程
2025年10月18日(土)、19日(日)会場
神奈川県 藤野芸術の家駐車場あり(無料)
https://fujino-art.jp/
会場までのアクセス
電車の場合:
最寄りの駅はJR中央本線藤野駅です。駅からバス「奥牧野・やまなみ温泉行」で5分、
「藤野芸術の家」下車後徒歩1分「やまなみ温泉行きバス」5分(10:40 発がおすすめ)
ということで、駅前にはタクシーが止まっているそうなので、タクシーでお越し下さい。
駅から10分くらいです。
車の場合:
中央道相模湖インターから約10分。
ただし秋の行楽シーズンの週末ということもあり、かなりの渋滞が予想されますので、時間に余裕を持って出発されることをお勧めします。
会場には無料駐車場が数十台分あります。
参加費
2日間参加の場合
(会員参加) 25000円
(一般参加) 30000円
初日のみの参加の場合
(会員参加) 18000円
(一般参加) 23000円
2日間含まれるもの
■イベント参加費
■芸術の家宿泊費(相部屋)
■食費・懇親会費
1日目)夕食・夜の懇親会費
2日目)朝食(芸術の家のレストランで提供)昼食(お弁当)
受付時間
2025年10月18日(土)10時30分〜11時 (11時30分よりオリエンテーションを行います。)
各自 自力で会場まで来てください。
18日はスタジオを9時から押さえています、早く来た方はスタジオを使えます。
先に来た方々で親睦を深めるのもいいですね。
宿泊は基本、芸術の家での宿泊施設を利用してもらいますが、4人あるいは8人での相部屋となります。
相部屋不可の方には別の施設を案内しますが、プラスの料金が発生します。
額は施設によって異なります。また予約が必要なので、できるだけ早くその旨をお知らせください。
利用可能な施設は
1)ルートイン上野原(プラス4,000円)
2)新無形の家(プラス4,000円)
解散予定時間
10月19日(日)16時
※16時20分の 藤野駅行きのバスがあります。乗り遅れた場合は 17時37分のバスがあります。
アフターセッションパーティーもあります。
有志の方による アフターセッションパーティーを藤野駅前のライブカフェカドナリにて開催します。
10月19日(日)17時00分〜19時30分ごろを予定
セッション&クリニックスケジュール(予定)
費用のお支払いについて
お申込み後、自動返信メールでお支払いの詳細が届きます。該当する金額を3日以内にお支払いください。
※ご入金が確認できない場合は、キャンセル扱いとなりますのでご注意くださいませ。
※学生や主婦の方で支払い期日について相談したい方はお気軽にご連絡ください。
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