
昨日は、東京・町田市にこの3月にオープンしたお店「Oto Asobi」でのライブでした。
今回のライブは、1970年代のクロスオーバー・フュージョンシーンに大旋風を巻き起こしたあの伝説のバンド、Stuffの楽曲を演奏しようという「Plays Stuff」。
メンバーは、僕が「日本でリチャード・ティーを弾かせたら右に出るものはいない」と確信している小野塚晃さん。
ドラマーは「アコースティック・ウェザーリポート」でもう10年以上活動を共にしている則竹裕之さん。
そして、コーネル・デュプリーとエリック・ゲイルという二人のStuffギタリストの役割を一人二役でこなしてくれた養父貴さんです。
満員のお客さんも大変盛り上がってくださり、大好評のうちに終演しました。
あまりの反響に予約は瞬く間に完売。早々と9月の追加公演が決定したのですが、そちらもすでにソールドアウト間近という状況です。
これほどStuffに人気があるのか、あるいはこのメンバーによる演奏が皆さんの琴線に触れているのか。
理由は定かではありませんが、ご興味のある方は9月18日の追加公演をぜひチェックしてください。
さて、Stuffといえばリーダーは、知る人ぞ知るベーシストのゴードン・エドワーズです。NYのスタジオセッションベーシストとして膨大な数のアルバムに参加しており、例えばジョン・レノンの『Mind Games』でも彼がベースを弾いています。
そのサウンドは、圧倒的な体格を駆使し、フェンダーのプレシジョンベースをブンブンと弾き鳴らす、パワフルそのもの。
(良ければ一度、彼の演奏動画を見てください。1976年のモントルー・ジャズフェスティバル出演時の動画は、彼らのサウンドを知る上で最適です)
https://www.youtube.com/watch?v=7V-DguG1RiI
彼の大きな体で弾くと、ベースがまるでギターのように小さく見えます。だからこそ、音がブチブチ、バコバコと鳴る。まさにパワープレイの極みです。
では、そんなベーススタイルを僕はどうやって再現するのか。
もちろんゴードンそっくりにやる必要はありませんが、近いサウンドは追求したいところ。しかし、普段メインで使用しているのはフォデラやインナーウッドのジャズベといったアクティブベースであり、Stuffの音楽性とは少し相性が悪い気がします。
そこで昨日のライブで選んだ相棒が、YAMAHAの「MB-40」です。
驚くことに、発売当時のカタログ価格は38,000円。僕のフォデラの価格と比べれば、一体何本買えるのだろうという価格です。
中学生の時に初めて買ったグレコの山内テツモデルでさえ定価75,000円でしたから、この歳にして、生涯で最も安価なベースでライブに臨んだことになります!



このベースは2011年の東日本大震災直後、東北への楽器支援を募った際に手元に届いた、善意の寄付の一本です。
しかし、なんとも言えない味わい深い音がします。スケールは僕のフォデラと同じく33インチのミディアム・スケールなので、本当に弾きやすい。
しかも、小ぶりながらゴードン・エドワーズのようなブリブリのプレベ・サウンドが再現できるのです。
YAMAHAというメーカーの楽器づくりの素晴らしさに改めて感心させられました。
このベースの音が聴きたい方は、ぜひ9月18日の町田「Oto Asobi」での「Plays Stuff」へお越しください。
「いや、そこまで待ちきれない!」という方は、7月26日(日)に水戸ガールトークでの公演もございますので、ぜひ足を運んでいただければ幸いです。














