新作「CODA」の動画トレーラー、第3回目は、このアルバムの1曲目を飾る「B.B. Groove」です。

参加メンバーは、
Gt:布川俊樹、梶原順
B.Sax : 小池修
Dr:山木秀夫

という素晴らしい面々です!

この曲の重要なコンセプトは、「とにかくロック・ファンク色の強いサウンドにする。」ということ、そのうえで「アルバム全体のコンセプトを提示するためにも、この曲を1曲目に持ってくる」ということでした。

もっと具体的に言えば、この曲のイメージは、ツッペリンの「移民の歌」なんですね。
とにかくロック色の強いサウンドにしたかったというわけです。

その証しに、曲の途中にある何拍子だか分からないようなセクションも、実はその着想の素はこれまたツェッペリンの「Black Dog」だったんですね。
「Black Dog」では、ドラムスのパターンとその他の楽器のリズムが、途中で全くかみ合わないようなアレンジなっています。
あのアイデアを取り入れようと考えて出来たのがそのセクションということです。
この曲は、僕が愛してやまない、そして人生を通して最も聴きまくったと言ってもいい、ツッペリンへのオマージュです。

トラックダウンの時にも、エンジニアの渡辺さんに「とにかく、ドラムスの音もギターの音色や振り分けも、ツェッペリンのようにしてください!」とお願いしました。
おそらく、「納浩一のアルバム」と思ってアコースティックなサウンドを予想されていた人は面食らうと思います。

僕のルーツは結局70年代中盤からから80年代初頭にかけて聞き漁ったロックでソウルでありファンク、そう、ビートルズ、ディープ・パープル、ツェッペリン、Earth Wind &Fire、スティービー・ワンダー、ダニー・ハサウェイ、マイルス等々なんですね。
そんなルーツに正直に向き合ったら、こんな楽曲になりました。

面食らった方、すいません!

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納浩一オンラインサロン

45年のベース歴、30数年のプロ活動
日々国内外、第一線で活動中のベーシスト納浩一によるオンラインサロン