音楽理論を学ぶにあたって、今までどの様な教材をご使用になったのでしょうか。
複数にわたると思いますが、基礎的なところから上級向けまで、これがお勧め、又はこれを自分の教材として現在使用しているといったものをお教え願えないでしょうか。
バークリーの教材であった場合、入手可能でしょうか。入手困難なものでもかまいませんので、これは良い、良かったというものを教えて下さい。色々なスコアを見る度、コード,フレーズの解釈で行き詰まってばかりいます。
僕が音楽理論を初めて習ったのはアンで、です。
全楽器対象としての理論の授業だったので、当然ベーシストには辛いものがありました。
だって、2-5-1だの、オルタードだの、アッパーストラクチャーだのといっても、それをベースで体験するには、あまりにベースという楽器は向いていませんし、体験できるとしても、そのためには強力な楽器のテクニックがいりますからね(そのころの僕には無理でした)。

ところがピアノだったら、こんな僕でも一瞬で、「あっ、これがアッパーストラクチャーだよね」なんて押さえれるわけですから。

ということで、アンでの知識はまさに机上の空論でした。

それがきっちり自分のものとなったのは、バークレーで作曲・編曲の勉強をしだした頃です。
ということで、これと行った理論書があったわけではなく、そういう実際の作曲・編曲活動の中で、実についていった知識なんですが、それがある日、「おっ、これ、ベースで使えるやん」てなことに気づいたわけです。
それまではまったく別のことをやっているようにしか思えなかったのですが、ベースの テクニックと自分の感性や知識、耳がある日、ぱっと一致したのでしょう。そんな感じでした。

ですから、理論を実際の演奏に取り入れるためには、相当なベースのテクニックがいるとは、既にいいましたが、それを待っていては日が暮れてしまいますので、今は「ベースで、」と考えずに、ピアノやギターといった、メロディーやハーモニーをベースよりは簡単に音として形にできる楽器に向かって、作曲や編曲などをやってみる、或いは人や打ち込み機器とセッションして見るといったことをすることが、理論を理解する上で、遠回りのようで実は近道かと思います。
「え~、そりゃ、大変だ」と思われるかもしれませんが、そう簡単にジャコやマーカス、パテトゥイッチのようになれるわけがありません。やっぱ、ジャコへの道は険しい、大変な道だと思います

CODA /納浩一 - NEW ALBUM -
納浩一 CODA コーダ

オサム・ワールド、ここに完結!
日本のトップミュージシャンたちが一同に集結した珠玉のアルバム CODA、完成しました。
今回プロデュース及び全曲の作曲・編曲・作詞を納浩一が担当
1998年のソロ作品「三色の虹」を更に純化、進化させた、オサム・ワールドを是非堪能ください!