ジャズを取りまく状況について一言。

新宿のジャズクラブ Jが閉店するとのことでジャズを取りまく状況について一言。

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長く経営を頑張って来てくださった老舗ジャスクラブのオーナーや関係者の高齢化が進み、またそんな老舗クラブにはもちろんのこと、ライブ・アンダー・ザ・スカイやマウント富士などのジャズフェスにも足繁く通ってくださったジャスファンの高齢化も同じように進み、昨今の音楽離れの傾向から、その経営は厳しくなり、またライブに通うその資金もエネルギーも少なくなって、オーディエンスは激減し、その結果クラブがどんどん閉店していく、そしてその結果、日本のジャズの火が消えてしまうのではないかという危惧を抱いてもう数年が経ちます。

そしてその日はおそらく2030年頃かなということで、それを僕の中では「日本のジャズの2030年問題」と名付けていました。
ところが、このコロナの影響(まさかこんなことがあろうとは、僕の推測の中にも全くなかったもので)で、その時期が加速度的に前倒しになるのかもしれません。

こんな事態があと数ヶ月続けば、クラブのオーナーの方々は家賃や人件費が払えず、すぐにも閉店に追い込まれることでしょう。
すでにこれは「ジャズの2020年問題」となって来ている感すらあります。

が、その一方、AIの進化でコンビニのレジ係のバイトはなくなるでしょうし、すでに駅の切符を切る駅員も、また高速の料金所の通行券を検察する高齢者もいなくなったかの如く、必要で無いものは淘汰されていくというのも現実。
ま、必要かどうかを決めるのは、結局は需要と供給等々のバランスの問題かと思いますが。

そんなこんなに色々と想いを馳せながら、さてジャズを愛する多くのミュージシャンには、いかなるサバイバルが可能なのか?
以前はレッスンという手もありましたが、少子化と大学ジャズコースの乱立で、その手も使えなくなりました。
ぼくにはまだバイブルによる出版印税というのが辛うじてありますが、それとていつまで続くかは甚だ疑問です。

でもピンチはチャンス。
こんな時にこそ、知恵を絞ってサバイバルの方法を考える良いチャンスかもしれません。
もちろん以前のように、誰も彼もが音楽でやっていけるような、甘い時代はとうに去ったと言えます。

新宿Jの閉店が、いかなる事情なのかは知る由もありませんが、長く日本のジャズを支え、また応援してきて頂いたことには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
この火を絶やさぬよう、何が出来るのか、そんなことを深く考える今日この頃、そしてコロナ禍のいまです。

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45年のベース歴、30数年のプロ活動
日々国内外、第一線で活動中のベーシスト納浩一によるオンラインサロン

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