【オンラインサロン】「ズバリ直撃! あなたにとってベーシストに最も求めるものは?」Vol.5 小池修さん

オーケストラ、布川俊樹&Valis等々で、もう何年もご一緒させていただいている、日本を代表するテナーサックス奏者の小池修さんです。

オフィシャルサイト
osamukoike.alteredmusic.co.jp/

今回も、本当に示唆に富んだ、また大いに参考になるお話しをお聞かせ頂けました。

特に小池さんはこのインタビューの直前に、ドミニカ出身のピアニスト、ミシェル・カミロが率いるビッグバンドのメンバーとして、東京ブルーノートでの公演をされた直後ということもあり、海外の一流ミュージシャンとの演奏の記憶も生々しい、そんな時のインタビューでした。そこで、僕もとても気になっていた、海外の一流のリズム隊の、どこがどう素晴らしいのか、どういう心構えで音楽に対してアプローチしているのか、といったあたりを中心に伺うことが出来ました。

これは、アマチュアミュージシャンだけではなく、僕のようにプロとして活動している日本人ミュージシャンにも、大いに参考になる内容かと思います。
是非、皆さんもこのインタビューを参考にして、リズム隊として、ベーシストとして、どういうことに意識を持って演奏に臨むべきかというようなことをもう一度見つめ直す、そんな機会になればとてもいいのではないかと思います。
(インタビューの全文は、サロンにて公開しています)

納(以下O):はい、ではサロンのインタビューコーナー、「この人に訊く。あなたがベーシストに求めるものは?」の5人目のゲストは、日本を代表するテナーサックス奏者、小池修さんです。
で、まず僕が一番最初にお伺いしたいと思うことは、まさに強烈にその印象が残っているだろうと思うのですけれども、先日の東京ブルーノートでの、ミッシェル・カミロのリズム隊と一緒に演奏した感想からお話しいただけたらと思います。
小池(以下K):ああ、それですね。まずはいちファンとしての感想から言いますと、とにかく素晴らしかったということですね。で、その「素晴らしい」というのが、どのように素晴らしかったというかということを具体的にお話したいと思うんですが、まずいえることは、ミシェルがやりたいことを、リズム隊の人みんなが理解しているということですね。
O:それって大事ですね。
K:うん。みんなが理解していて、こびるというのでもなく、また寄り添うというのでもなく、とにかくキャッチが早いということですね。ミシェルがやりたいことをキャッチするのが早いってことですね。
多分そのキャッチが早いというのが、日本のベーシスト、特にこれからいろいろ勉強を始めようというような人には重要なんだと思うんですよね。
ではそのキャッチって何だろうってことですよね。

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K:それはやっぱり音程なんですよね。音程と知識。例えばジャズを演奏する人ならジャス理論が必要ですねよ。その知識を持っていないと、たとえキャッチが早くても、そこにハーモニーがないと、ソリストは困っちゃうんですよね。
たとえばブルースでウォーキングラインを弾くにしても、そのハーモニックリズムがよく聞こえてこないとかね。
ソリストって、そのスタイルはいろいろあるんですよね。例えばリズム隊の上に乗って、それに寄り添ってハーモニーを自分で作る人もいます。そうではなくて、最前線で車輪を動かすようなソリストもいます。これって、どちらもハーモニーを出しているんですけど、でもどちらの場合も、後ろのハーモニーを聞いていないと、絶対にハーモニーって作れないんですよね。だから後ろにあるハーモニーってとっても重要で、それが今回のミシェルのリズム隊っていうのはとてもよかったです!
あんなにラテンでカンカンカンカン弾いているのに、ちゃんとドミナントモーションもしっかりある。しかもドラマーも、そのドミナントモーションにあったプレイをするわけです。だからビッグバンドの中でどんなに暴れていても、みんなが入らなくちゃいけないときには、ちゃんとドミナントで叩いてくれるんです。

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K:ベーシストも未来が作れないとね。
グルーブがよれたり、リズムが多少重くなったり、あるいは走ったりというのは、さしたる問題ではなくて、とにかく前に前進するということが大事で、そのための未来を作るということに関しては、やはり発音というものが大事なんですよね。
今まで僕がやってきたベーシストで、打音がでかい人、サックスもそうだしドラマーもそうなんですが、打音が「ドン!」ってくるのはいいんですが、それが継続しない人、打音がその後、「ブ〜ン」っていわない人だと、ハーモニーが作れないですね。

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O:次に、お伺いしたいことなんですが、小池さんの長いキャリアの中で、様々な日本のトップといえるリズム隊と演奏されてこられたかと思います。そんな経験の中で、スタジオとライブにおいての、リズム隊の有り様の違いみたいなことで何かありますか? 
K:そうですね、もちろんスタジオをやるときには、みんなで共同して、ゼロから作り始めるわけですから、「せ〜のぉ」って始まったときのスピードが、みんな共通でなければいけないんですよね。
仕事を作るっていう意味でね。
だから、何をしたいかっていうことに関しては、多分、時代背景っていうのもあるとは思うんですが、同じ音楽を聴いてきたり、同じ世の中のムーブメントをちゃんと勉強するというのが大事ですね。もちろんそれぞれに好き嫌いはあるだろうけど、そういったことをしっかり通過点の一つとして処理しておくということが大事なんだと思います。そういうことをしない人っていうのはなかなか飲み込めない。

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O:いやいや、またいいお話を聞かせていただきました。
では最後に一言、ベースに求めるもの、もうたっぷりお話していただいたとは思いますが、そんなあたりでもう一言、何かありますか? 
K:やっぱり最初にいえることは、ベーシストには誠実にやってもらうことですね。もちろんこちらもそうやっているわけですが、そうじゃない人もいると思うんです。
それと、引き際と出し際をちゃんと心得ていること。
O:そうですよね。微妙な感じのKYなベーシストってだめですよね。出るとこ、引くとこっていうね。
いや、本当にありがとうございました! 
K:ありがとうございました。

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