年末を振り返って

65歳を超え、もう肉体的な意味での技術的な成長は望むべくもないということは十分にわかってきました。
その一方で、精神的あるいは哲学的には、音楽の深みへの探求は、まだまだ可能ではないかとの想いは深まっています。

そんな自分の指標となるのが、チャーリー・ヘイデンであり、デイブ・ホランドであり、アンソニー・ジャクソンであり、そしてこの写真のスティーブ・スワローです。
ワン・アンド・オンリー、唯一無二、そんな言葉がぴたりと当てはまる、まさに我が道を突き進むという姿勢を、それこそ若い時からずっと貫き通しているその有り様に、本当に感銘を受けます。

自分自身還暦をもう5年も過ぎましたが、そんな彼らの尻尾を、ほんのちょっとではありますが、掴めかけてきているような気がします。
そして2026年は、彼らのその、「誰とも違う」ということの本質をさらに追求できればと思います。

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45年のベース歴、30数年のプロ活動
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