
第4回藤野ジャズキャンプ2025、そして第2回藤野ミュージックストリート、盛況のうちに無事終えることができました。
ジャズキャンプには講師、スタッフ、参加者を合わせて、総勢で70名を超えるミュージシャンが集まり、二日間に亘って、とにかく演奏をたっぷり楽しんでいただけたと思います。
初日の夜には宿泊者のなかの有志が、宿泊部屋に戻った後も夜中3時過ぎまでギターと歌で盛り上がったとか。まるで青春フォークの集いのようですね!
ミュージックストリートの方も、4会場でそれぞれ熱い演奏が繰り広げられ、どの会場にもそれぞれ50人ほどの聴衆が来てくれました。
皆さん、本当にありがとうございます。
思えば5年前、まさにコロナの真っ最中に、地元の有志の方から「藤野を音楽で盛り上げるような企画を考えて欲しい」との依頼があったのが事の始まり。
おそらくはジャズフェスのようなものをイメージされていたのだと思います。
でも僕は、ジャズフェスというのは、特に集客を望めるような著名なミュージシャンを何組も呼ぶというような大きなジャズフェスは、ひとときの花火のようなものであり、地元の人にそれほど文化的な貢献はないのではないかと考えています。また藤野という小さな町にはそぐわないとも考えました。
加えていうなら、バイブルこと黒本の著者として感じるのは、昨今のセッションブームを見れば分かるように、ジャズは聴く音楽からやる音楽に変わったという流れです。
そんなこんなを考慮して考えたのが、このジャズキャンプであり、ミュージックストリートです。
どのようにすれば、演奏したいという人により多く参加してもらい、またさらにそこに、たくさんの地元の人々を巻き込むようなイベントとすることができるのかということを熟考した答えがこの企画です。
第1回目はたった20人ほどの参加者でしたが、それも仕方ありません。企画から運営等々を全て僕一人でやったので、それくらいの人数が限界でした。
しかし回を重ねるごとに、参加者が増えてきました。それはひとえに、このイベントにボランティアとして参加してくれているサポートの方の人数が回を追うごとに増え、その方々から運営に関する様々なアイデアをいただき、そのことによって多くの人に参加してもらってもスムーズな運営が可能になったからです。
サポートの皆さんには心より感謝しています。
とはいえまだまだ改善点は多くあると思いますし、実際そのことは、終了後のアンケートでも参加者からいただいたコメントにあります。
さらなるスムーズは運営を目指して、そして多くのアマチュアミュージシャンに楽しんでいただけるよう、また藤野という町を音楽で一層盛り上げることができるよう、回を重ねていきたいと思いますので、今後とも何とぞよろしくお願いします。