
先日12月26日、布川俊樹さんのサロンとの合同忘年会を開催しました。
この忘年会は、さる10月に開催した、僕の住む街である神奈川県の山奥に位置する藤野というところを音楽で盛り上げでくれないかという地元の方からの要望で主催した、題して「藤野ジャズキャンプ」の慰労会も兼ねています。
そちらの方も盛況で、キャンプに参加してくれた多くから、是非来年もと言うお声をもらっていますので、2023年も是非、開催したいと思っています。
そんな経緯から、この忘年会もベーシストとギタリストがほとんどでしたので、その会場は、いまや関東在住ジャズギタリストの聖地とも言われる、赤坂バーチュオーゾでの開催となりました。
このお店のマスターは、その昔、僕のB.B.Grooveというユニットで布川さんとツインギターを担当してくれていた矢堀孝一さんです。卓越したテクニックの持ち主で、ジャズ・フュージョン界ではハイパー・ギタリストとしても知る人ぞ知る存在ですが、料理の達人でもあります。
当日も、手製のカルパッチョやチャシュー、そして寄せ鍋と、出てくる料理どれもが舌鼓を打つような逸品ばかりで、そちらの方も大いに楽しめました。
セッションの方はというと、これまた大盛り上がり。
特に僕が楽しめた演奏は、なんとなく矢堀さんが弾き始めたカシオペアの名曲「朝焼け」のイントロに、そこに居たベーシストもドラマーも、まったく譜面を見ることもなく、最後まで演奏仕切ったというセッション。
実は僕はこの曲を、イントロのギターのカッティング以外に聴いたのは生まれて初めてで、この曲の全貌を初めて聴きました。それくらいカシオペアを通っていない私ですが、一般的には如何にカシオペアのこの曲が、ある意味、僕たちのフィールドではスタンダードになっているかということを知らされた瞬間でした。
会の中では、布川さんのお弟子さんで、10月の藤野ジャズキャンプにも参加してくれた方の突然の訃報の報告などもあり、命のはかなさや、逆にこうやって健康に生きていることのありがたさを痛感させられる瞬間もありました。
そんなことで、来年も皆で元気に藤野ジャズキャンプで再会することを誓った会でもありました。
来年の藤野ジャズキャンプは、ほんのちょっとだけ規模を拡大して、ゲストミュージシャンを呼んで、そのライブを、会場となった藤野・芸術の家のホールで開催したいな、なんて思っています。
そして、先日もちょっと触れましたが、さらにゆくゆくは、若くて活きのいいジャズミュージシャンを盛り上がるべく、彼らによる「ジャズ甲子園」というようなイベントも、この藤野で開催できればといような夢を抱いています。最近の若手は本当に実力がありますから、きっと面白いイベントになるんじゃないかなと思ったりしています。
ということこの藤野ジャズ・キャンプ、来年は一般からの募集も募って、さらに多くの参加者をお待ちしておりますので、よろしくお願いします!