新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

2012年はどんな年になるんでしょう? 
昨年は多くの災害があり、本当に大変な年でした。
僕自身も何度か被災地に楽器支援で訪れましたが、その惨状は想像を絶するものでした。
1000年に一度クラスといわれる地震ですから、あの被害の大きさも仕方ないのでしょうが、だったら次は少なくとも1000年後であって欲しいものです。
でも次の大地震は関東以南に来るんでしょうね。覚悟を決めておかなければ。

覚悟を決めるという事でいえば、ぼくにとって、音楽を取り巻く状況についても同じことがいえます。
いまジャズが置かれている状況は悪化の一途をたどっています。
CDは売れない、ギャラ制のクラブはどんどん減っている、ギャラそのものが減っている、チャージバックのお店にもお客さんはなかなか来ない、地方にツアーに出ようにも昔のようなギャラでは受けてくれない等々。
このまえもEQツアーのときにメンバーとこんな話をしていて、「そういえば10年前は十分ジャズでやっていけてたよねぇ」なんて意見が出ました。
そうだったんですよね。97年に出した僕の初リーダー作「三色の虹」はあの当時4000枚売れたんですが、今そんなセールスが出れば、それこそ一般の人が誰でもが知っているようなメジャー・ジャズミュージシャンになってしまいます。

まあこんな暗い事を新年早々語ることも憚れますので、ここはとにかく前向きな話。
まさに「覚悟を決める」ということです。
ジャズを取り巻く環境がどうあろうが、とにかくやりたいことをやるしかないと痛感する今日この頃です。
そもそもジャズや音楽を演奏しながら食っていけているだけでも幸せですし、思い返せば19歳でこの道に進むことを決めたときも、楽勝で生活していけることなど別に期待していたわけではありません。

51歳を過ぎ今年は52歳。
最近最も思うことは、「人に合わせて、音楽をやるのはもう止めよう」ということです。
言い換えれば、状況に迎合して音楽をすること、自分の考えを曲げてまで音楽をすること、納得のいかない状況で演奏することは、もう止めようということです。
いやなものほいやという、納得できない状況に対してははっきり納得できないという、意見や考えの合わない人と、自分の考えや生き方を変えてまで一緒には仕事をしないといったことをポリシーとして、覚悟を決めて自分の音楽と向き合っていきたいと思う今日この頃です。
自分のキャリヤや音楽業界での立場やポジションを考えても、もうそういう生き方を真剣に考えないといけないじゃないかと痛切に感じているのも事実です。
またひいてはそういうスタンスこそが、明日の自分を切り開く重要なものではないかと思うわけです。

ただそのような生き方をすればもちろん高飛車でぞんざいな風に見えることもあるかもしれませんが、それも自分がいい音楽を追究するための結果だと信じ、より納得できる音楽を求めて、まさに「覚悟を決めたい」2012年の初日の想いです。

皆さん、とにかくいい年をお迎えください。そしていい音を追求してください。
オーディエンスがその国の音楽を育てるのだと思います。
政治と一緒で、どんな一票を投じるか=どんな音楽にお金を投じるかで、その国の音楽の質が決まります。
僕もそれに答えられるよう、いい音を真剣に追求していくつもりですので、よろしくお願いします!

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