季節は10月になってしまいました。一気に秋めいてきましたね。つい先日まではTシャツ1枚で全然大丈夫だったのに、今日は肌寒くて、トレーナーを出してきました。こうやってまた一年が過ぎていくんですね。
数えれば、この10月で49歳。もう49年も生きてきたんだなぁ。自分が50歳になるなんて、かつて一度たりともイメージしたことなんて無かったですね。中年も後半に入ってきたっとことですか! トホホ…. 。
たった百年かそこら前には、日本人の平均寿命って50歳くらいだったんですよね。もちろん医学の進歩って面もあるでしょうが、そういう意味では、もういつ死んでもいい歳になったって事だと思います。生物学的には、人間は50歳くらいが寿命なのかもって思ったりもしています。EQのツアーの時なんかに、ドラマーの大坂君とよくそんな話をするのですが、彼曰く「いや~、50代って、ひとつの大きな壁ですよね。だって50代で死んでるミュージシャン、凄くまわりに多いですよ!」って。
たしかに、僕の大好きだった忌野清志郎さんやトコさんこと日野元彦さん、ベーシストの青木智仁さん、ギターの塩次伸二さんやブッチャーさんこと浅野祥之さん、つい先日なくなったピアノの柴田敬一さんなどなど、みんな若くて、本当にこれからさらにいい音に磨きをかけていこうって時に、逝かれてしまいました。きっと本当に無念だったんじゃないでしょうか? 
そういえば先日亡くなった、政治家の中川昭一さんも56歳でしたね。まだ若いですよね。しかも解剖したら循環器系にいくつかの問題が見つかったとか。でもそんなの、きっと自覚症状がなかったんだと思いますよ、本人には。だって身体がしんどかったら、あそこまで酒は飲めません。それは酒飲みの僕が嫌というほど知っています。体調が悪い時って、酒って全然うまくなくて、ちっとも飲めないんです。ですから酒って、ある意味、健康のバロメーターって部分もありますよね。
まあそれはさておき、上に挙げた方以外でも、50代で亡くなられたミュージシャンって、きっともっと多くいらっしゃると思います。自分もその域に入るのかと思うと、残された時間って、実はそれほどないのかもなぁ、なんて思ったりします。
でも一方で、「芸は50歳から。それまでは修行の段階。」という言葉も聞きます。きっと歌舞伎や落語の世界の話でしょうが、音楽の世界、特にクラシックやジャズというジャンルでは、その言葉は当てはまるような気がします。ロックやポップスに関しては、まだそのジャンルが生まれて60年かそこらですから、何ともいえませんよね。まあ、ローリング・ストーンズのような、化け物の集団もいますが、普通に考えると、60歳や70歳のハードロッカーとか、そんな歳で「メタルだぜ、やっぱし!」なんてのはどうなんでしょう? 
ああ、また話が逸れてしまった。ということで、長生きも大事ですが何よりも健康でないとと思います。一方で、いつこの人生が終わっても悔いがないように、一日一日を、あるいは一音一音を大事にしながら生きていかねばと思う今日この頃です。だって自覚症状がないだけで、きっとすでに、身体の多くの部位に問題が生じているはずでしょうし、着々とがん細胞が増殖中かもしれませんしね。覚悟だけはきっちりとしておきたいと思います。そうすることによって音楽ひいては人生そのものに対する集中力が増すのであれば、それはそれでとってもいいことだと思いますし。

最近同じ歳くらいのミュージシャン仲間が集まると、どうしても健康の話や、「あそこが痛い、ここが痛い、こんな病気にかかった」なんて話題で盛り上がります(って、これって「盛り上がる」っていっていいんでしょうか??)。若い頃はそんな話しているおっちゃんミュージシャンを見て、「なんだかなぁ… 」なんて思ってましたけど、これってそういうことなんですね。誰も避けては通れない道だったんですね。
ということで、若者の皆さん、是非周りにいるおっちゃんを優しく見守って挙げてくださいね。おっちゃんは経年劣化で、身も心も痛んでいるんです。色々がんばってきたんです。「やだ~、加齢臭!」なんていわずに、いたわってあげてください!

納浩一オンラインサロン開講!
納浩一オンラインサロン

45年のベース歴、30数年のプロ活動
日々国内外、第一線で活動中のベーシスト納浩一によるオンラインサロン

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事