いまYAHOOニュースを見たら、なんと「スイングジャーナル誌が廃刊」という記事が出ているではないですか!
「やばいらしい」ということを、風の噂には聞いていましたが、こんなに早くその日が来るとは。
奇しくもハンク・ジョーンズ氏の訃報を、帰宅の電車の中で、携帯のニュースで見たところだったので、
なんかいま、重い気分になっています。

以前にもこのブログで触れたような気がしますが、この日本では、ジャズは絶滅種であり、もうミュージシャンがジャズを生業にする時代は終焉を迎えるであろう、という僕の杞憂が、着実に現実のものとなってきているようですね。

ここ数年の、特にリーマンショック以降の、ジャズクラブのお客さんの入りの落ち込みようは、目を覆いたくなるほどのものでした。やはり現場で毎日仕事をしていると、そういう変化はひしひしと感じます。
ただそれも、「やっぱ、俺って相当人気がないんやな。あるいは相当飽きられてきてるんかなぁ?」なんて具合に、
自分の問題に帰結させることも出来たのですが、しかしどのバンドで、どのようなメンバーで、どこの店でやっても状況が同じと来れば、これはひとえに僕のせいだけではなかったようですね。
やっぱり状況がそういうことになってきていたのですね。

確かに今の若い人は全くジャズには興味がないし(これも何度も言いますが、居酒屋はジャズばっかりなのに、です!)、CDを買うということもありません。TVのジャズ番組は皆無、ジャズフェスは壊滅状態。

まあ、これ以上は多くを語る必要もないでしょう。大衆がそう望むのであれば、ジャズの運命は決まったようなものです。クラシックや邦楽のように、お上がサポートしてくれない限りは、ですね。

とはいえ、音楽そのものは消え去ることはないと思いますし、もちろんジャズも、いってしまえば日本の音楽業界からは消え去るというだけのことであって、一度目を世界に向ければ、決して下降線ばかりではないようです。またこの日本においても、気概のあるジャズ・ミュージシャンやそのファンは、ほんの少数であっても残るでしょうし、またそうあって欲しいものです。

とにかくこの2010年は、振り返ってみれば、日本のジャズの大きなターニングポイント(おそらくかなり悪い意味での)の年になるのではないかと、僕は思います。これこそ杞憂であって欲しいのですが。

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45年のベース歴、30数年のプロ活動
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