Our Love’s In Danger ベースコピー譜

DL23062304

Only Oil So Much In The Ground「ロッコ・プレステア」ベース譜

商品番号:DL23062304
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ファイル名 Only So Much Oil In The Ground(Francis Rocco Prestia).pdf
公開日
バージョン 1
制作 納浩一オンラインショップ
在庫状況 : 販売中
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今回、タワー・オブ・パワー(以下TOP)のアルバム、「Urban Renewal」に収録されている、「Only So Much In The Ground」という曲を取り上げてみました。
この曲のベースパート全編の譜面を作りましたので、ご興味がある方は是非そちらの方もよろしくお願いします。
(別途有料となります。)

ではロッコの基本情報です。
生年月日:1951年3月7日
出身地:アメリカ カリフォルニア州 ソラナ
ロッコに関しても、もう何かを解説する必要は無いと思いますが、とりあえず彼の特徴について触れておきましょう。
TOPの数々の代表曲で聞くことの出来るあのグルーブと音色は、ロッコ・スタイルとも言える独特のものです。
それは右手のフィンガリングと、左手による各弦のミュートから生まれているようです。
その辺りは、YouTubeにもある、彼のクリニック動画で本人が語っていますので、そちらも是非参考にしてみてください。

ということで、ここでは、彼との出会い(もちろん音楽的な!)や、彼から受けた影響というような、彼に関する僕の個人的な想いについて書いてみたいと思います。

実は、彼とは一度だけ合ったことがあります。
彼が病気になる前なので、2000年頃だったかもしれません。
(彼は2001年に、重い肝臓の病気を患い、彼が肝移植を受けられるようにとファンドが立ち上げられました。手術は無事成功し、2014年に、TOPに復帰しました。)

実は、僕の初リーダーアルバム「三色の虹」を担当してくれていた、P-Vineというレーベルのプロデューサーがロッコと懇意にしていて、そんなことで、僕が、今はなき六本木ピットインでライブをやっているときに、その本番前に彼をピットインに連れてきてくれたのです。
ほんの一瞬ですが、彼と喋ることが出来て、とてもうれしかったです。

シャイな感じでしたが、でも終止、ニコニコしていました。まさに、「ナイスガイ!」という雰囲気の方でした。
それはさておき、僕が彼の演奏を始めて聞いたのが、まさにこの「Only So Much In The Ground」でした。
僕は京都大学の学生だった頃、あるソウルバンドの誘われました。

「Soul – Doo – Out」という、当時京都ではそこそこ人気のあるバンドだったのですが、そこのベーシストが脱退するということで、僕に白羽の矢が立ったというわけです。

そのバンドには、4人のボーカリストがいたのですが、そのうちの一人がなんと、あのラウドネスの仁井原実さんです。
残念ながら、彼はラウドネスに入るということで、そのベースの人と時を同じくしてそのバンドを脱退したので、僕はその当時は直接一緒に演奏することはなかったのですが、数年前、そのバンドの同窓会ライブで、始めて一緒に演奏しました。さすがでしたねぇ!
もちろんこの、「Only So Much〜」もやりました。いや、仁井原さん、ご機嫌!

これまたさておき、そのバンドのレパートリーにこの曲があったんですね。
もちろんそれまでもTOPは知っていましたし、「What Is Hip」なんかは、ソウルやファンクをやっているベーシストならもう「知らなきゃモグリでしょ!?」というくらい、定番曲でしたから、聞いてはいましたが、実際、コピーしてライブで演奏するという意味では、この曲との出会いが最初でした。

実際やってみると、これがなかなかこのグルーブ感が出ません!
この音の粒立ちが、なかなか出せないんですね。
それは、ジャコに有名な曲、「Come On Come Over」や「The Chicken」にもいえます。
この辺りの曲を、当時は徹底的に練習しました。

これはファンク・ソウル系を志すベーシストには、避けて通ることの出来ないスタイルかと思います。サロンの皆さんも、その系統のベースが好きな人は、是非この曲にトライしてみてください。

そんなことで、せっかくならということで、この曲の基本的なコード進行を添付しておきます。

もちろん、有料の譜面を買っていただいて、それを見ながら練習してもらうと良いのですが、とにかく音源を聞いて、大体の雰囲気が掴めたら、このコード進行をみながら実際の音源と一緒に演奏していてください。
いい練習になると思いますよ!

それに、TOPにドラマー、デヴィッド・ガルバルディとバーチャルセッションも出来ますしね。
曲自体は、そんなに難しいコード進行ではないですし、構成もシンプル。
コードも4つ位しか出てきませんから、グルーブ練習という意味でも持って来いかもしれません。
僕も久しぶりに、この曲を細部まで採譜し、音源と一緒に演奏して見なしたが、これがなかなか楽しい!
ロッコの楽器について触れておきましょう。

彼は、おそらくこの「Only So Much ~」の頃は、フェンダープレシジョンベースだったのだろうと思いますが、今はESPのベースを使っているようです。
その辺りは彼のHP

http://www.roccoprestia.com/

にもありますので、そちらも覗いてみてください。
でも楽器は関係ないですよね。どんな楽器を使おうが、彼のサウンドになってしまいます。これはジャコもマーカスも、そのクラスのベーシストは皆そうですね。
まあ、だからみんな、グレイトなんでしょうね。

今回は、僕の個人的な強い想いで、この曲を取り上げましたが、もちろんこれ以外にも、研究しがいのある曲は、TOPのアルバムの中にごまんとありますので、TOPをあまり聞いたことがないという方(そんな人、いないと思いますが)は、是非聞いてみてください。
もう45年くらいやっているバンドですから、アルバムも何枚も出てます。

もちろん、数年ごとに来日して、東京ブルーノートなどでライブもしていますから、そちらの方も是非。このバンドは、やっぱりライブがかっこいいです。
僕は1985年に、バークリーに留学しているときに、ボストンで初めてこのバンドのライブを見ましたが、もうそのかっこよさといったら! 最高の夜でした。その日の隠し撮りテープは、今も手元にあります。僕のバイブルの一つです。

ということで、次回のベーシスト列伝、お楽しみに!