Blue Bossa ベースラインとアドリブ譜例

ジャズライフに掲載していた「スタンダード・ベース講座〜ジャムセッションへの道〜」
のベースラインとアドリブ譜面をこの度、オフィシャルサイトでもダウンロードできるようにしました。
これはサロンメンバーの方以外でもダウンロードできますので、ジャズベース初心者の方から新たな技量を身に着けたい方など、もしよければダウンロードしてみてください。

ジャズライフ掲載時の解説

今回の課題曲、これもセッションでよく取り上げられます。テーマのメロディやコード進行がシンプルで、且つラテンのリズムなので、初心者でも楽しめる曲だからだろうと思います。

でも、かっこ良い演奏をするのは、そう簡単ではないですよね。
まずは、この曲のリズムのことについて少し触れておきたいと思います。
今回の課題曲、タイトルに「ボサ」と付いていますが、はっきり言ってボサノヴァのリズムというよりは、ラテン系8ビートといったようなリズムで演奏されることが多いと思います。もちろんボサノヴァもラテン系8ビートともいえますが、ちょっとグルーブの感じが違います。

そのあたりの違いを言葉で説明するのは難しいですが、でもベーシストならそのあたりに違いはしっかり認識していたほうがいいと思いま
す。僕自身、この曲をボサノヴァと思って演奏したことはないです。

そういう意味では、ボサノヴァをよく知らない人は、あのコードトーンの1度と5度からできている、典型的なボサノヴァのベースパターンをただそのまま弾いていればいいと思っている人が多いような気がしますが、実はそれだけではボサノヴァになりません。
その中に独特のスイング感がないといけないのです。それは、4ビートを、ただ1小節に4つの音を弾けば良いと考えるのと同じ。それだけではスイング感はでませんよね。でもそのあたりは言葉ではなかなか説明できません。グルーブとは難しいものですね。さてでは本題のこの曲の解説に入りたいと思います。テーマ部では特に問題はないと思いますが、アコースティックベースの場合は、若干音域が高いので、しっかり音程が取れるような技術が必要です。ライン(というか、伴奏時)の場合、この曲でも、基本は1度と5度からなる、あの典型的なベースパターンで良いのですが、それだけではつまらないものになってしまいます。

では、どういった変化をつけるか。例えば17~20小節目あたりでは、リズミックにもメロディックにも、どちらかというとソロの時のようなアイデアでのものとなっています。同じようなアイデアは21・22小節目や、27・28小節目にもあります。また31・32小節ではピアノやギターの人が伴奏でやるような、クリシェを利用したパターン。如何でしょうか。ではソロに関して。このソロの中に、他の曲が2曲、入っています。

すぐ分かりますよね? そう、17~19小節目ではドナ・リーのテーマの一節を、23・24小節目ではインヴィテーションのメロディのモチーフを利用しています。ちょっとこういうのが入ると、茶目っ気があって良いですよね。

27・28小節目ではダブルストップを使ったフレーズ。これも、アコースティックベースでは、しっかりした技術がないとなかなか音程をちゃんと取るのが大変ですね。全体的には、なるべく多くのクロマティック・アプローチノートを利用することを意識しました。参考にしてみてください。

推奨音源

Wood 2/Brian Bromberg

しかしこの人のテクニックはどうなっているんでしょう?

もう、有り得ないレベルですよね。
この曲を、ベース一人でやっているのですが、もう唖然です。
まず驚くのは、これほど難しいフレーズを弾いているのに、ピッチが全くぶれないこと。
でも、ここまで行くと、本当はあまり参考にならないかも知れませんね。

譜面は別途課金制となっています。

このコラムでのベース譜を制作しました。
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