1.コピーについての質問です。ジャズにおける効果的な練習としてコピーは欠かせないとほぼ全部のジャズミュージシャンが言ってます。
2.ベースでのコピーは具体的にどのようにすればよいのですか?例えば、採譜した方がよいか。暗譜すべきなのか。
3.そのコピーしたものをどのように研究したらよいのか、など、できるだけくわしくお願いします。
1.はい、まさにその通りです。最も重要な(特に初心者の方には)練習方法の一つです。
2.採譜は絶対したほうがいいと思います。
例えば相当難しい曲をコピーしたとして、それを覚えるのも大変ですし、そのときは全く手も足もでないかもしれません。
そういうときに、それはそれでおいておいて、数年後に再度挑戦、ということもできます。
さらに譜面にしておけば、理論的な分析もしやすいし、それを基に仲間や先生と議論することもできます。
さらには譜面を書くという作業は読譜にも効果があります。

3.色々な研究の仕方があります。
まず個々のフレーズを、その場でのコードに照らし合わせて、どういうスケールを使っているのか、どういう理論的コンセプトでそのフレーズを考えているのか というような、細部を細かく分析するやり方があります。
その一方、全体を見渡して、ソロ全体としてどのように展開しているのか、起承転結はどうなっているのか、ハイ・ポイントは何処なのか、そのハイ・ポイントにソロを持っていくた めにどのようなお膳立てをしているのか等々、ソロの構成を考えるというやり方もあります。

あとは、どんなニュアンスでそれぞれのフレーズを弾いているのか、とか、ダイナミックスはどうかなど、いろんな視点があります。

それぞれのベーシストが、それぞれ独特の音色・ニュアンス・コンセプト・構成力などでソロを取っているので、それらすべてが参考になります。
そういう点に注意して、多くの先人たちのソロを研究するといいのではないでしょうか。

CODA /納浩一 - NEW ALBUM -
納浩一 CODA コーダ

オサム・ワールド、ここに完結!
日本のトップミュージシャンたちが一同に集結した珠玉のアルバム CODA、完成しました。
今回プロデュース及び全曲の作曲・編曲・作詞を納浩一が担当
1998年のソロ作品「三色の虹」を更に純化、進化させた、オサム・ワールドを是非堪能ください!