やっぱり辺野古ですか? 振り出しに戻ったわけですね。
でも一度お膳をひっくり返したわけですから、単純に「元に戻った」というわけではないですよね。
鳩山さん、「沖縄で、辺野古でいいのか!」っていう気持ちは僕も同じですが、リーダーとして、発言が軽すぎましたよね。

翻って、我がサッカー代表、岡田さんの発言も、気になりました。
例の進退伺い。あんなこと、インタビューで言わなくていいのになぁ。
もちろんホームで韓国に連敗は、本来なら解任も致し方ない結果だと思います。
ブラジルがアルゼンチンに、あるいはイングランドがフランスに、ホームで連敗したら、解任だけじゃなくて暴動になるかも、ですよね。
本人の気持ちとしては、もう辞任したいってくらいのところだったのでしょう。
ただ時期が時期だけにってことなんだろうな。

その二人が首相官邸で握手している写真が、新聞の一面に載ったり、ワイドショーで写っていましたね。
いや~、冴えないことこの上ない! 
今の日本の状況を、ある意味象徴するような映像だなぁ、なんて感じたのは僕一人じゃないんじゃないでしょうか?
とにかくリーダーがいまいちですよね。
「上司がダメだから仕事にならない」なんていう、そんな状況、日本のあちこちにあるんじゃないでしょうか?

以前書きましたが、サッカーの代表監督なら、日本人がダメだったら外国人監督を連れてくればいいわけで、一月後には、次期日本代表監督は間違いなくそうなっているでしょう。
一方総理大臣はそういうわけにはいかないですよね。
だったらいま、誰がいるんでしょう? 舛添さん? 菅さん? 前原さん? 谷垣さん? ミッチー? 
どれもなぁ....。
きっと次の参議院選挙、投票率が大幅に下がるんじゃないかなぁって危惧しています。
「誰に入れても、なんにもかわんないじゃん...」なんていう、しらけた雰囲気が、特に浮動層には蔓延してるんじゃないでしょうか? 僕も折れそうな気持ちを何とか維持しているって感じです。

さて今回のテーマでもあるサッカーに話を戻して。
あとW杯まで3週間を切りました。
本来ならワクワクして、出発の日を待つわびているのですが、今回ほど盛り下がった気分でその日を迎える大会はなかったですね。

98年のフランス大会はなんといっても初出場。
まあ結局3連敗。しかしあのジャマイカ戦ほど悔しい思いをした試合はありません。あんなしょーも無いチームに負けるなんて。
そういえば試合の前、たまたま遊びにいったユーロ・ディズニーで、ジャマイカチームの選手たちと出会ったので、記念写真をお願いしたら、快く承諾してくれました。僕は一緒にポーズしながら、「こんなところで遊んでいるお前らには、絶対負けへんで~!」ってつぶやきながらパチリ。でも結果はあの通り。「なんでやねん!」でした。

02年の日韓はさすがにベスト16ですからね。(ベルギー戦とロシア戦を見に行ったのですが、いや~、盛り上がったよなぁ!)

06年のドイツ大会は、ブラジル戦を見たんですが、結局中田英寿の引退試合になってしまいました。
あの試合後の、センターサークルで倒れ込んで動かない中田を、ずっと見つめていました。
まあ、まさかブラジルに勝つとは思っていませんでしたが、玉田の先制点までは最高に盛り上がりました。
あの時もたしか、事前の親善試合ではあまりよくなかったのですが、ジーコだったし、なんか期待がありましたよね。

さて今回はどうなるんでしょう。3連敗も大いにあり得るような気もしますが、そうなると日本のサッカー熱も、今の政治に対してと同じのように、冷え切ってしまうんじゃないでしょうか。
でもそういう時にこそ、サッカーをサポートするファン一人一人が、そして国民の一人一人が、自分の何が出来て、どうすればよくなるかを前向きに考えていかないといけないんでしょう。

ケネディが言いましたよね、国が何をしてくれるかじゃなくて、国に何にが出来るかって。
そう、ジャズの世界もそうなんです。ただ愚痴を言って、状況を批判しているだけじゃなんにも変わらないし、結果、そのつけは自分の返ってくるんですよね。
うん、真剣に考えよう、我が国の政治のこともサッカーのことも、そしてジャズや音楽の状況のことも。

CODA /納浩一 - NEW ALBUM -
納浩一 CODA コーダ

オサム・ワールド、ここに完結!
日本のトップミュージシャンたちが一同に集結した珠玉のアルバム CODA、完成しました。
今回プロデュース及び全曲の作曲・編曲・作詞を納浩一が担当
1998年のソロ作品「三色の虹」を更に純化、進化させた、オサム・ワールドを是非堪能ください!