さて今年も残すところ、あと半月ほどとなってしまいました。
皆さんにとってはどんな一年でしたか? 僕にとっては、やはりついに50歳を迎えたということが最大の変化でしょうか。とはいえ、何が変わったって事もないのですが。
もうひとつは、4年も続けていたビリーズブートキャンプを、ついに止めたって事でしょうか。おかげですっかり肩のこりが無くなりました!
えっ? なぜ止めたかって?
じつは、ご存じの方もおられるかと思いますが、今年は8年ぶりに痛風の発作を再発。しかも5月と7月に、連発で発症! 理由ははっきりしています。5月のほうは、4月の終わりから行った10日間に及び九州ツアーでの酒と肴の日々(こんな名のスタンダード曲、ありましたね!)、7月のほうは、6月に行った南アフリカW杯の旅中の酒と肴の日々、
これらのつけがしっかり出てしまったからです。
「でもそれってビリーと関係ないじゃない?」と思われる方も多いかと思います。確かに直接的には関係ないのかもしれませんが、実はこうなんです。
痛風というのは、体内で生成されるプリン体が尿酸に変化し、普通は尿と一緒に排出されるのですが、その量が一定値を越えると体内に蓄積し、身体の各所の関節内で棘上の結晶となって現れ、そのときに激痛を伴う炎症を起こす病気をいいます。
ビールが良くないとか、魚卵が良くないとかよくいわれますが、昨今では食事内容そのものはそれほど大きな影響はないというような説も聞きます。(そうそう、巷では「風が吹いても痛いから痛風」というようにいわれていますが、辞書を調べると「風のように突然やって来て、そして風が去るように突然治る痛み」だから痛風って呼ばれるようになったそうです)
もちろん毎日ビールを浴びるほど飲んでいてはダメでしょうが、毎食魚卵などを、浴びるほど食うって人もいないですよね? バランス良く摂取していれば、どの食品もそれほど問題はないと思います。
基本的には体質によるところが大きく、もうひとつはしっかり水を飲んで、尿酸を排泄することが大事なんだということです。
で、ビリーとの関係はここからです。僕も体質的には痛風になりやすいものであろう事は、この数度にも及ぶ発症ではっきりしています。酒や、痛風に悪そうなつまみが好きなことも事実。そして、最近は水を多く飲むようにしてはいますが、その分、汗をかくようなスポーツも大好き。ビリーにマラソンですからね。
で、痛風の発症の原因のひとつが、この筋トレにあるそうなんです。筋肉というのは、特にビリーのようなマッスル系のトレーニングでは、そういった筋トレをすることによって、一度筋肉の細胞繊維が破壊され、それが再生される時(これを超回復といいます)に、以前より筋肉量が多くなり、これを繰り返すことによって、どんどんマッチョになっていくという流れだそうです。で、この筋肉が破壊される時になんとプリン体が生成されるそうなんです。
ですので、ビリーのような筋トレをやれば、その瞬間にどんどんプリン体が体内で出来ているわけで、しかも汗もどんどんかいて、ってことで、これはまさに痛風まっしぐらってことになるわけです! 
そんなことで、「俺の体質にはビリーは向いていない。これ以上痛風のリスクを背負うのはよそう!」という判断に至ったわけです。まあ、健康作りとダイエットにはマラソンだけで十分でしょうからね。

長々と痛風の話になりましたが、そんなことで今年はなんといっても痛風との再会(しかも2度までも)が最大の出来事でしょうか? でもそれだけってのは寂しいですね。
もちろんその原因となった南アフリカW杯は最高の出来事でした!
盛り上がりましたよね! 
あれほどまで危険だといわれた事前の現地情報でしたが、そんなことも全くなく、非常に楽しい旅でした。もちろん我ら日本代表の勝利も最高でした!

音楽のほうでは、やはりEQの6枚目と、今絶好調の「ジャズスタンダード・バイブル」の出版でしょうか? アマゾンではなんと、日本中の本の売り上げの500位くらいにいます。正直言って、ほんまかいな、って気分です。
ということで来年も頑張りますので、応援のほど、よろしくお願いしますね。
巷では不況の風が吹き荒れていますが、そんな痛い風にはめげず、音楽そしてマラソン、がんがんつっぱしっていきます!!

CODA /納浩一 - NEW ALBUM -
納浩一 CODA コーダ

オサム・ワールド、ここに完結!
日本のトップミュージシャンたちが一同に集結した珠玉のアルバム CODA、完成しました。
今回プロデュース及び全曲の作曲・編曲・作詞を納浩一が担当
1998年のソロ作品「三色の虹」を更に純化、進化させた、オサム・ワールドを是非堪能ください!