イチローの引退と僕の記憶に残るのは

イチローが引退しました。
いつか来る日であるとはわかっていましたが、やはり寂しさを感じます。
僕にとって、ミュージシャンとして最も影響を受けたのは誰がと問われれば、おそらくどの音楽家でもなく、このイチローだったように思います。
今も、ネットにある、彼の語録を見ていましたが、どれもこれも僕の想いにぴったりくるものばかり。

そんな中でも僕の記憶に残るのは、

準備が大事

まず試合前の準備について。

準備とは言い訳になる材料を排除していくこと。完璧な準備をしていれば恐れることはないし後悔もない。
あとは結果がついてくる。逆にそれを怠ると恐れが生じる。

このことはミュージシャンにとっても本当に大事なことだと思います。

例えば譜面が汚かったり文字が小さくて読みづらい、送られた資料をしっかり予習していなかった、複雑はフレーズが体には入るまで練習していないなどはその最たるもの。
こんな不安を抱えて本番に望めば必ず失敗します。

機材に関して

機材に関してもそうですね。
イチローは試合後もクラブをしっかり磨くそうですし、バットを、グランドに叩きつけることはもちろん、放り投げることもしないと。
ミュージシャンも、楽器や機材に不満があればそれだけで創造力が減退します。僕は可能な限り自分のシステムを運ぶようにしてますし、また納得のいく楽器と出会うまでに一体何本のベースを買い換えたかわかりません。

また、大きな記録は、日々の小さな積み重ねからしか生まれないというのも大事ですね。

そして語録には載っていませんでしたが、何かのインタビューに答えてのお金についての話も本当にぴったり来ました。

お金についての話

それは「どうすればイチローのような選手になれますか?」という問いに、
「少なくともお金のことを考えていたのでは僕のようになれません」という答え。

これはまさに芸術家の考え方かと思います。
音楽をやって食っていけるかどうかなんていう本質的はこともそうですが、一度ブロの音楽家になった時によくある、「この仕事でいくらもらえるのか?」なんてことも、音楽の本質とは関係ない。ビジネスのお話です。

ミュージシャンはとにかく良い音が奏でられたかどうか、そこにのみに結果があるのであり、それよりもお金の話が優先順位の上に来てはいけないのかなと思います。

そして今読んでいた語録の中でピンと来たもの。

「自分の思ったことをやりつづける事に後悔はありません。それでもし失敗しても後悔は絶対に無いはずですから」

僕自身の出来ていることは、イチローが成し遂げたことから比べれば、スズメの涙ほどのものかと思いますが、
でもそれもイチローが言うように、他人との比較など意味がない、大事なことは自分自身で納得できるところまで自分を追い詰めたかと言うことかと思います。

この世にはスーパーなミュージシャンは山ほどいます。
Youtubeの動画などには、まさにスーパーなテクニックのオンパレード!
でも他人がどれほど上手いのかどうかに惑わされるのではなく、自分の目指す頂上の高さをしっかり見極めながら、一歩でもその頂を目指して、日々どれほど真摯に音と向き合っているかということこそが大事なのだということを、イチローの引退を機にまた確認させてもらいました。

イチロー、本当にご苦労様でした。
そして多くの示唆に富んだ言葉、ありがとうございます!

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