コントラバスのアジャスターについて

24歳で留学のため大阪からボストンに移住し、その後28歳で帰国してすぐ関東に来てから、はや31年目になりました。

いま使っているコントラバスはバークリー時代の86年に買ったものなので、33年目になります。
アメリカから持って帰って来た直後、ちょうど梅雨の時期に帰ってきたこともあってか、ボディのサイドのニカワが剥がれて隙間ができたり、畳に寝かせていたら、ボディの塗装に畳のシワがそのまま付いたりと、考えられないような変化が起こりました。
いかにボストンの環境と日本のそれとが違うかということを思い知らされた記憶があります。
その後、何十年も日本にいるので、僕の楽器もすっかり日本の環境に慣れたのか、いまはほとんどそういったトラブルは起こっていません。
とはいえ、この日本の梅雨、そしてそれに続く昨今の酷暑の夏は流石に楽器には過酷な環境。
そんな時期を乗り切るために、駒につけているアジャスターは、僕には必需品です。

梅雨の時期に最も弦高が上がるので、アジャスターは最も低い位置になり、逆にこの乾燥の冬は最も高い位置になります。
その差は例年ではおよそ2-3ミリくらいなんですが、今年の冬の乾燥は異常のようで、今日の段階で5ミリくらいになっています。
この冬が、例年になくそこまで乾燥しでいるのかということが、そんなことでも確認できるのですが、写真にあるように、日本の環境に慣れていない、例えば輸入したてのコントラバスなど場合は、こういった割れも出てくるんでしょうね。

そういえばエレベの方も、ネックがガンガンに順反りしています。そのため弦高がかなり上がっているので、トランスロッドでの調整が必要ですね。

しかしまだまだ乾燥が続くようなので、みなさん、楽器のケアはしっかりしてくださいね。
そのために一番大事なことは、やはり愛器は毎日一度は触って、その微妙な変化に気づいてあげることかと思います。
愛って大事、そして直接触れ合うっていうのは、人間でも動物でも、そして楽器でも大事なんですねぇー!

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