自分の演奏方法を劇的に変えようとトライしています。

ここ数日、時間がかなりあるので、自分の演奏方法を劇的に変えようとトライしています。

ベースを始めてから40年以上になりますが、その間ずっと悩み続けてきた自身のかかえる最大の弱点、
「人より圧倒的に手が小さい」という問題をなんとか克服しようと試みているわけです。

一方、僕の特徴と言える、コントラバスも弾けるということを利用してその奏法をエレベでも取り入れてみようという試みでもあります。

その1はまず楽器の持ち方です。
具体的には写真のように、エレベの持ち方を、横向きからかなり縦向きに代え、ネックと自身との関係を、あたかもコントラバスの時のようにしてみました。
なぜそうするかというと、これがその2に繋がります。

その2は、これも写真のように、親指を支点に運指を考える、いわゆるコントラバスのハイポジションでの奏法を取り入れるためです。

僕の小指は、その隣の薬指の第1関節にも届かないほど短くなっていて、そのため小指を使う上で大きなハンディをかかえています。
(ま、実際、良くこの短い小指でここまでやって来たなと関心すらしています。)

そこで、無理に小指を使うことをあきらめて、その分、親指を多用することに思い至ったわけです。

この奏法は相当前から試していたのですが、普通の楽器の持ち方でこの奏法をすると、左手の手首に相当な負担がかかり、長い時間演奏すると腱鞘炎にもなりかねないので、実際の演奏ではほとんど使えませんでした。

そこで、今回は楽器の構え方そのものを代えて、完全にこの奏法に移行しようと思い至ったわけです。
確かに見た目にはかなり変な感じですが、もうそんなことを気にする歳でもないですし、逆に「ちょっと変?」っていうのは、ある意味「個性的?」でもあるような気がしますので。

しかも6弦ベースの場合、12フレットより上しか使わなくても、全ての音域を使う場合とそれほど変わりません。
ベースを知っている方なら、E弦7フレットのBより下の音以外はカバーできることが分かってもらえるとも思います。
ま、どうしてもというときは、普通の弾き方をすれば良いだけですからね。

と、まあ、楽器に興味が無い方にはどうでも良いような話を書いてきましたが、要は、何事もチャレンジなのかなと思う今日この頃なんです。
還暦も近くなり、音楽に対する情熱も以前よりは冷めてきている今だからこそ、もう一度こういったあたりから見直して、なにか新しいアイデアやサウンド、奏法、プレイスタイルを取り入れ、自分の中での音楽の鮮度を高めたいと思っています。

実際その奏法をどれくらいでものにできるかは分かりませんが、是非ご期待ください!
といっても、聞いてる人には「なんも代わってない、いつもの納浩一やん!?」っていわれそうですが...

CODA /納浩一 - NEW ALBUM -
納浩一 CODA コーダ

オサム・ワールド、ここに完結!
日本のトップミュージシャンたちが一同に集結した珠玉のアルバム CODA、完成しました。
今回プロデュース及び全曲の作曲・編曲・作詞を納浩一が担当
1998年のソロ作品「三色の虹」を更に純化、進化させた、オサム・ワールドを是非堪能ください!